古代から伝えられるプロポリス
歴史的にプロポリスが登場するのは、古代エジプト時代。
本当にはるか昔から利用されてきたのですね。
古代エジプトではクレオパトラが老化防止や病気にならないようにと予防のために利用されてきました。
そして、エジプトのミイラを作る時に防腐剤として利用してきたのもプロポリスです。
古代ギリシャでもプロポリスは、兵士たちの保健薬として利用されてきたという技術がありますし、
このことからギリシャでプロポリスという名前がついたといわれています。
ギリシャの哲学者であり、かの有名なプラトンの弟子、自身も素晴らしい著書を発表しているアリストテレス。
紀元前300年ごろの書物に感染症の治療薬や皮膚疾患、それに切り傷などに効果があると伝えています。
西暦元初期には、医学者ディオスコリデスという薬物学の方が、皮膚の腫れなどに効果があります。
神経の痛みを鎮める効果があるとして、この時代、プロポリスをそういった治療に利用していたという記述が残っています。
この頃は有名な医学者たちが、それぞれにプロポリスに対しての意見を持ち、論文などにまとめているのです。
医学者たちがその効能を認めていたということに、やはりプロポリスのすごさを感じます。
特に古代は戦争の連続でした。
戦争が多いということは、怪我も傷も多く、炎症から膿んでしまうということも多かったでしょう。
衛生環境の悪い戦争の現場で、劣悪な環境で怪我が悪化することも、また病原菌の温床となることもあったと思います。
そんな時、抗菌や殺菌、さらに免疫機能向上などに役立つということを考え、戦争の際のけが人や病気の方に利用してきたのですね。
17世紀にはバイオリンのストラディバリウスのニスにプロポリスが利用されたということもあります。
この当時、防腐剤の役割を持っているということを職人さんが知っていたのでしょうか。
古代の方々のプロポリスの利用状況を見ると、本当にびっくりしてしまいます。
古代の人たちも現代人と同じように抗菌や殺菌また免疫機能や防腐などについて、プロポリスを利用してきたということになりますね。