プロポリスの選び方

プロポリスは人間の手によって作られるものではなく、ミツバチが自分の巣を守るために作るものです。
ミツバチの子供たち、卵を産む女王蜂、さらには自分たちが暮らす巣を外的から守ること、
また菌類から守ること、腐らないように防腐処理として利用します。
人が作ることができないものだからこそ、プロポリスは品質がよくなればよくなるほど、高いものが多いのです。

蜂は樹液と自分の分泌液からプロポリスを作ります。
つまりミツバチと樹木、自然があることで生まれる成分です。

元になるのはユーカリやポプラ、マツやカバなどの樹液となります。
これに蜜蝋や自分の唾液などの分泌物を加えて作られます。
独特の香りや粘着性があり、色も黄色身があるもの、黒に近いものなど様々です。

プロポリス商品の元になる原塊は、ブラジル、アメリカ、カナダ、オーストラリア、中国、それに日本でも採取できます。
正確各国でプロポリス商品の元となる原塊が取れますが、場所によって利用する樹木に違いがありますし、蜂の種類もあります。
また気候などの地域的な条件もありますので、作られるプロポリスにはかなり違いがあります。

ブラジル産のプロポリスは特に高品質なものが多いといわれています。
プロポリスでも高品質なものというと、ユーカリの樹液によって蜂が作ったブラジル産のプロポリスだといわれますが、
これは、ブラジルのユーカリ林の質に要因するものです。

というのも、ブラジルのユーカリ林では一切の農薬や化学肥料を利用せずユーカリが育っています。
プロポリスにこうした農薬などの残留成分が残ることがなく、安全でしかも質が高いプロポリスが採取できるといわれています。

ただユーカリは多種類があり、特に強い香りを持つユーカリほど蜂が集まります。
ですので、グローブス、サリグナなどの強い芳香を出すユーカリは成分もかなり強く、良質なプロポリスができるといわれています。

さらに、プロポリスはアルコール抽出法によって作られることが多いので、アルコールの質も関係してきます。
さらにこだわりを持って長期間かけて熟成を行い不純物を徹底的に排除しているかどうかということも質に出てきます。
こうした面倒な過程をしっかり行ってできたプロポリスは、品質的にも成分的にも最良なものとなるのです。

つまり、原産国、樹木の種類、さらに抽出方法などを確認し、
「あまりにも安いものは避ける」ということが、プロポリスの選び方のコツとなりそうです。
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